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【保存版】平屋の解体費用の目安と内訳|費用を抑えるコツも紹介


                 

「平屋を解体するには、どれくらいの費用がかかるんだろう?」
「そもそも、解体費用の相場がよくわからない…」

そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
実際「目安がわからない」「どこから手をつけていいかわからない」とお悩みの声は少なくありません。

また、「平屋は2階建てより構造がシンプルだから、解体費用も安いはず」と思われがちですが、実は平屋の方が高くなるケースもあるのです。

この記事では、平屋の解体費用の相場や内訳、2階建てとの違い、費用を抑えるコツや注意点について、やさしく丁寧に解説します。

「すぐにでも撤去を検討している方」も、「まだ迷っているけれど、いずれは…」という方も、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. 平屋の解体費用の目安|坪単価と相場をチェック
  2. 平屋の解体費用の内訳|どんな費用がかかる?
  3. 費用が変わる!平屋の解体に影響する5つのポイント
  4. 平屋の解体費用を安くする3つのコツ
  5. 解体業者選びのポイント|安心して依頼できる業者とは?
  6. 解体工事の流れ|依頼から完了までのステップ
  7. 本当に解体すべき?解体以外の選択肢も検討しよう
  8. 平屋の解体業者を探すならクラッソーネへ|無料で相見積もりもOK

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1. 平屋の解体費用の目安|坪単価と相場をチェック

平屋を解体する場合、費用はおおよそ100~300万円程度を見ておくとよいでしょう。
ただし、金額は建物の構造や広さ、立地条件によって大きく変わります。

坪単価から見る構造別の相場

建物の構造ごとに、1坪あたりの解体費用の目安は以下の通りです。

一般的に、木造のように壊しやすい構造は安く、RC造など頑丈な構造は費用が高くなる傾向にあります。

家の種類ごとの坪単価

坪数ごとの費用イメージ

以下の表は、構造ごとに坪数別の概算費用をまとめたものです。

家の構造木造
木造
鉄骨造
鉄骨造
RC造
鉄筋コンクリート造
10坪31〜44万円34〜47万円35〜80万円
20坪62〜88万円68〜94万円70〜160万円
30坪93〜132万円102〜141万円105〜240万円
40坪124〜176万円136〜188万円140〜320万円
50坪155〜220万円170〜235万円175〜400万円
60坪186〜264万円204〜282万円210〜480万円
70坪217〜308万円238〜329万円245〜560万円
80坪248〜352万円272〜376万円280〜640万円
90坪279〜396万円306〜423万円315〜720万円
100坪310〜440万円340〜470万円350〜800万円

ポイント:平屋のほうが割高になることもある?

「木造2階建て50坪の家」と「平屋で50坪の家」。
延床面積が同じなら、解体費用も同じと思っていませんか?

実は、平屋の方が解体費用が高くなる場合があります。主な理由は、以下の2つです。

理由①:廃材の量や作業量が多くなる

平屋は1階だけで広い面積を確保する構造のため、壁・柱・床材などが多く使われている傾向があります。
そのため、解体時に発生する廃材の量が多くなりやすく、廃材の運搬・処分費用が高くなるのです。

解体費用において、廃材処理費は大きな割合を占めるため、これがコスト増の一因になります。

理由②:基礎や屋根の面積が広くなる

2階建ては上下階で基礎や屋根を共有できますが、平屋は広い面積すべてを1階で支える必要があるため、
基礎部分も屋根もその分大きくなります。

基礎の撤去や屋根の解体にも手間がかかるため、解体作業や処分にかかるコストがかさむ可能性があります。

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2.平屋の解体費用の内訳|どんな費用がかかる?

解体費用は、「ただ建物を壊すだけ」ではなく、いくつかの工程に分かれており、主に以下の5つで構成されています。

  • 建物取壊費用(30%〜40%)
     建物そのものを解体するための費用です。建物の構造(木造・鉄骨造・RC造など)や面積、重機の使用有無によって金額が変わります。
  • 廃棄物処理費用(30%〜40%)
     解体で出た木材やコンクリートガラなどの廃材を、法令に基づいて分別・処理・運搬する費用です。アスベストなどが含まれている場合は、さらに費用がかかります。
  • 諸費用(20%〜30%)
     足場や養生シートの設置、重機の搬入、近隣への挨拶や安全対策、工事前の各種届出などにかかる費用です。現場の立地や状況によって変動します。
  • 解体業者の利益(10%〜20%)
     工事にかかる原価を除いた、業者の利益部分です。適正価格かどうかを判断するためにも、複数社からの見積もり取得が重要です。
  • 付帯工事費用(+α)
     庭のブロック塀や物置、カーポート、樹木、浄化槽など、建物以外の構造物を撤去する場合にかかる費用です。建物の解体とは別扱いになるため、見積もり時に含まれているかどうかを確認しましょう。

3.費用が変わる!平屋の解体に影響する5つのポイント

平屋の解体費用は、単純に「坪単価×面積」では決まりません。
現場の状況や建物の条件によって、費用が大きく変わることがあります。

ここでは、特に費用に影響しやすい5つの要素をご紹介します。

① 建物の構造(木造・鉄骨造・RC造)

  • 一般的に木造が最も安く、鉄骨造や鉄筋コンクリート造(RC造)は高額になります。
  • RC造は解体に手間と時間がかかり、坪単価が5〜7万円に上がることも。

② 解体現場の立地・作業環境

  • 前面道路が狭い・車両が入れないなどの条件があると、重機が使えず人力作業が増えるため、費用が上がる傾向があります。
  • 駐車スペースがない・交通量が多い場所では、交通誘導員の配置が必要になる場合もあり、その分コストが発生します。

③ 地中埋設物や外構の有無

  • 解体中や解体後に、地中から古い基礎・浄化槽などが出てくると、追加費用が発生します。
  • ブロック塀・カーポート・物置・庭石などの外構部分の撤去も、建物本体とは別で別途料金がかかる点に注意しましょう。

④ アスベストの有無

  • 築30年以上の建物には、アスベスト(石綿)を含む建材が使用されているケースがあります。
  • アスベストは法規制により、専門業者による調査・除去・処分が義務化されており、数十万円の追加費用になることも。
  • 着工前にアスベストの有無を確認しておくと安心です。

⑤ 残置物(家の中の荷物)の量

  • 家の中にある家具・家電・生活用品・ゴミなどの残置物は、基本的に施主が事前に片付ける必要があります。
  • そのままの状態で解体を依頼すると、「残置物撤去費用」が別途かかり、全体の費用が高くなる可能性があります。

4.平屋の解体費用を安くする3つのコツ

少しでも解体費用を抑えたい方は、以下の方法を検討してみてください。

①補助金・助成金を活用する

自治体によっては、補助金制度を活用できるケースがあります。以下のような内容の補助金制度を利用できる可能性があるため、解体したい建物がある場所の自治体制度を確認しましょう。

  • 老朽危険家屋解体工事補助金
  • 危険廃屋解体撤去補助金
  • 木造住宅解体工事費補助時用

補助金については、自治体に直接確認するのも良いですが、解体業者にどのような補助金が利用できるか尋ねるのも一つの方法です。過去にその補助金を利用した経験のある業者であれば、具体的な条件や手続きについて詳しくアドバイスをもらえる可能性が高いでしょう。

②残置物を自分で処分する

解体費用を抑えたい方にとって、残置物(家具や家電、日用品など)を自分で処分することは大きな節約ポイントになります。家の中に残っている物は、建物の解体で出る木くずやコンクリートとは処分方法が異なるため、別途費用が発生するのが一般的です。

そのため処分を業者に依頼すると、数万円〜十数万円かかりますが、自分で分別・処理できればその費用を大幅に削減できます。

【粗大ごみ(家具・家電など)の処分方法】

  • 自治体のリサイクルセンターに持ち込む
  • 自治体に粗大ごみ回収を依頼する(要予約・有料)

【日用品や再利用できそうな物の処分方法】

  • ジモティーやメルカリなどに出品し、リユースする
  • 不燃ごみとして地域の回収日に出す

自治体による粗大ごみや不燃ごみの回収を利用する場合は、
「○○市 粗大ごみ」などで検索すると、申込方法や手数料が記載された自治体の公式サイトが見つかります。

粗大ごみの処分費は一般的に数百円〜数千円程度のため、解体業者に処分を依頼するよりも、格段に安く済むケースが多いです。

③ 複数の業者に見積りを取る

同じ条件・同じ工事内容でも、業者によって10万〜50万円以上の差が出ることは珍しくありません。

この価格差は、単に業者の利益率の違いだけでなく、拠点から現場までの距離や、他の工事のスケジュール状況にも影響されます。

そのため、解体費用を抑えるには、複数の業者から見積りを取って比較することが必須です。少なくとも2〜3社以上から相見積りを取り、内容や金額をしっかり比較しましょう。

5.解体業者選びのポイント|安心して依頼できる業者とは?

解体業者を選ぶうえでのポイントを5つご紹介します。

過去の行政処分や指名停止歴をチェック

解体工事は大規模で危険を伴う作業が多いため、法律を遵守し、適正に運営されている業者を選ぶことが重要です。過去に行政処分や指名停止を受けた業者は、法令違反やトラブルを起こした可能性があり、依頼する際のリスクが高まります。

行政処分や指名停止の主な理由

  • 産業廃棄物の不法投棄(適切な廃棄処理を行わず、違法に処分)
  • 無許可での営業(建設業許可・解体工事業登録なしでの工事)
  • 安全管理の不備(適切な責任者が不在で、作業員や近隣住民に危険を及ぼす)
  • 違法な契約・不正な見積もり(契約違反や不透明な追加請求)

  • 各自治体の公式サイトや国土交通省の指名停止業者リストを確認する
  • 「○○会社 行政処分」や「○○解体 指名停止」と検索
  • 施工実績

    施工実績は、解体工事会社を選ぶうえで重要な判断基準のひとつです。過去にどのような建物の解体を手がけたかを確認することで、技術力や対応できる工事の規模を把握できます。特に、自宅や所有物件と同じような建物の解体経験が豊富な会社であれば、安心して依頼しやすくなります。

    また、施工事例が写真付きで掲載されている場合は、工事の丁寧さや仕上がりの質もチェックできます。さらに、自治体や企業などからの依頼実績がある場合は、信頼性の高い業者である可能性が高いでしょう。

    ③許可の有無

    解体工事を安全かつ適切に行うためには、必要な許可を取得していることが欠かせません。特に、解体工事業登録や建設業許可を持っているかを確認しましょう。これらの免許は、一定の技術力や法令遵守の基準を満たしている証です。

    無免許の業者に依頼すると、法令違反のリスクだけでなく、近隣トラブルや工事の質の低下につながる可能性があります。安心して任せるためにも、事前に免許の有無をしっかり確認し、信頼できる業者を選びましょう。

    ④見積りの重要性

    解体工事の見積もりを比べる際、総額だけに目が行きがちですが、実際には「何にどれくらいの費用が使われているのか」をしっかり確認することが大切です。見積もり内容が詳細に記載されている業者の方が、料金の内訳が分かりやすく比較もしやすいため、おすすめです。

    また、見積もりを取る際は、必ず複数の業者から取るとをお勧めします。見積もりには、工事費用だけでなく、作業内容や工期、追加費用の有無なども明記されていることが重要です。これを確認することで、料金が明確になり、予算オーバーを避けることができます。

    ⑤対応の丁寧さ

    業者の担当者が親身になって質問に答えてくれるか、説明が分かりやすく丁寧かどうかをチェックしましょう。疑問点があればすぐに解決できるか、こちらの不安をしっかりと理解し、安心感を与えてくれる業者は信頼できます。

    また、迅速で正確な返信をしてくれる業者は、仕事も丁寧に進めてくれる可能性が高いです。見積もり依頼や質問に対するレスポンスの速さ、電話やメールでの対応がスムーズかどうかを確認することが大切です。

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    6.解体工事の流れ|依頼から完了までのステップ

    解体工事は、解体工事を依頼してから完了まで1〜2か月ほどかかります。スムーズに進めるために、事前準備・手続き・段取りを把握しておきましょう。

    解体工事の全体フロー(7ステップ)

    1. 各種届出の提出
       建設リサイクル法に基づく事前申請や、アスベスト除去、道路使用などの届出を行います(必要に応じて)。
    2. 事前準備
       - 近隣挨拶(業者が対応。施主も同行すると◎)
       - ライフライン(電気・ガス等)停止の手配
       - アスベスト調査(古い建物の場合は必須)
    3. 外構解体・養生設置
       ブロック塀や庭木、カーポートなどを撤去し、足場や養生を設置します。
    4. 屋根・内装の手壊し解体
       廃棄物を適切に分別しながら、屋根材・断熱材・内装などを手作業で丁寧に解体します。ここを省く業者には注意が必要です。
    5. 建物本体・基礎の重機解体
       重機で本体を取り壊し、基礎も撤去します。地中埋設物(古井戸・コンクリートなど)が見つかると追加費用が発生します。
    6. 整地・清掃・立ち合い確認
       地面をならして清掃。完了後は施主立ち合いでの確認を行います。工事直後に近隣へのお礼挨拶も忘れずに。
    7. 建物滅失登記
       解体後は法務局へ登記手続きが必要です(取り壊し証明書など添付)。不安な場合は家屋調査士や業者に相談を。

    7.本当に解体すべき?解体以外の選択肢も検討しよう

    「本当に解体するのが最善の選択なのか?」そう自問してみることは、後悔のない判断をするためにも大切です。
    ここでは、解体以外に考えられる活用方法をご紹介します。

    ① リフォームで再活用する

    • 平屋はバリアフリーで使いやすく、リフォームによって快適な住まいに再生できるケースもあります。
    • 解体よりも費用が抑えられることもあるので、修繕可能か専門家に相談してみましょう。

    ② 古家付き土地として売却する

    • 実は、解体せずそのままの状態で売却できるケースも増えています。
    • 購入者が「建て替え前提」で購入するため、解体費用を自分で負担せずに済む可能性もあります。

    ③ 空き家バンクに登録する

    • 空き家バンクを利用すれば、地方移住希望者や古民家再生希望者に家を譲渡・売却できる可能性があります。
    • 手続きは自治体や地域のNPOがサポートしてくれることが多いです。

    空き家・空き地バンク総合情報ページ

    8.平屋の解体業者を探すならクラッソーネへ|無料で相見積もりもOK

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