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解体工事の利益率はどれくらいですか?


                 

解体の見積りを見比べてみると金額の開きが意外とあったので、各社で設定している利益率によって金額の開きが出たのかと疑問がわいたのですが、解体費用に含まれる業者の利益は大体どれくらいに設定されているものなのでしょうか。粗利率を教えて下さい。

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平均して20%程度と思われますが、業者によって10%以下から30%程度まで差はあります。

平均して20%程度

統計を取っているわけではないので正確ではありませんが、業者にヒアリングを行った結果によると平均して20%程度と思われます。100万円の解体工事であれば、20万円が解体工事会社の利益となります。これが高いか安いかは受け取り手の感覚によると思いますが、一般財団法人建設業情報管理センターが発表した平成23年の指標によると、建設業全体での売上高総利益率(粗利益率)は20%弱となっているため建設業のなかでも平均的です。

業者によって差はある

ヒアリングをした結果によると、業者によるバラツキも大きいです。高い業者では30%程度の粗利益が取れているところもあり、低いところでは粗利益が10%を切るような会社もありました。また、どんぶり勘定を行っているような会社ですと、利益がどれくらい出ているかを把握していない事業者も存在しました。

「粗利が低い=優良業者」ではない

設定されている利益が低いと優良業者であると思いがちですが、一概に「粗利が低い=優良業者」ではありません。というのも粗利が低い原因として、業者に何らかの原因がある可能性が考えられるからです。粗利が高い業者の中には、企業努力で合理的に工事を行ったり、割安な処分場と取引をすることで工事原価を下げ、利益を確保している会社もあります。このような会社は会社のシステムも整備されており、施主へのサービスも安定して行うことができます。更に、経営的にも安定しているため優秀な社員が定着することが多く、採算の合わない金額で工事を受注したことによる無理な工事もありません。企業努力によって適正な粗利を確保した上で、施主に上質なサービスを提案している業者こそ優良だといえます。

大切なのは工事の質と金額のバランス

大切なのは工事の質と金額のバランスであり粗利率ではありません。粗利率は本来表に出る数字ではありませんし、「他社が粗利率10%で見積りを作っているそうなので、御社も同じにして下さい」という交渉は現実的ではありません。それよりも担当者の対応や会社の姿勢、工事の品質や金額といった点でバランスが取れているかどうかに着目し、検討した方が良い業者選定につながると思います。

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