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解体後に水道を本管で閉栓する必要があるのでしょうか?


                 

長らく使用していない建物があったので、解体することにしました。解体後は更地のままにしておく予定ですが、業者から「工事後に水道を本管で閉栓してください」と言われました。敷地内にある水道管の栓ではなく、道路に埋まっている水道管の栓を工事して閉めなければならないようですが、一般的にそうするものなのでしょうか?

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通常の場合、敷地への引き込み部分で閉栓をしますが、一部寒冷地や区画整理を控えている敷地の場合、本管での閉栓が必要となることがあります。

通常は引き込み部分で閉栓する

一般的に解体工事後に本管での閉栓を行うことは非常に希です。上水道は道路の地中に太い本管が埋設されており、そこに引き込み管を取り付け各敷地内に引き込まれています。道路際の自敷地に水道メーターが設置され、メーターを経由し建物内に引き込まれます。解体工事の後、閉栓をする際には建て替えであればメーターを残したまま閉栓を行い、長い間更地の状態を保つようであればメーターを撤去して自敷地内の引き込み部分で閉栓するのが多いケースです。

例外的に本管で閉栓する場合

一部の例外で、道路のアスファルトをめくって引き込み管をすべて撤去し、本管部分で閉栓をすることがあります。代表的な例を二つご紹介します。

寒冷地

冬場、平均気温が氷点下となるような寒冷地では引き込み管内で水が凍結し、氷の膨張により水道管が破裂する恐れがあるため、自治体の指示によって本管での閉栓が義務付けられることがあります。北海道の全域において閉栓が義務付けられていますが、それ以外の都道府県でも個別の指示によって閉栓が指示されていることがありますので、自治体への確認が必要です。ちなみに、閉栓は自治体の指定工務店が行いますが北海道の場合、5〜15万円が相場で、水道契約者が支払います。

区画整理

区画整理の立ち退きによる解体の場合にも、閉栓が指示されることがあります。簡単な道路拡張ではなく、区画割りが大幅に変わる場合には水道の経路が変更となるため、漏水や引き込み管の取り残しを防ぐため施主に引き込み管の撤去が指示されることがあります。撤去の有無は、区画整理組合への確認が必要です。

まずは解体工事会社に確認を

本管の閉栓が妥当なものかを確認するためには、まず解体工事会社になぜ閉栓をするのかを確認するのが先決です。上記で紹介した以外の事情が閉栓理由かもしれません。まずは業者に確認した上で、役所にも確認を行い妥当性を確かめた上で発注しましょう。

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