解体工事の現地調査って立ち会わなきゃダメなの?
「もう誰も住んでいない田舎の実家はいま住んでいる家からは遠いし、解体工事をする時って何度も現地に行かなきゃダメなのかな…」という疑問をよく聞きます。
実際、解体工事をする際は解体工事会社と一緒に現地に行かなければいけないのか、行くとしたら何回行くのか、行かなくても工事はできるのか…などの疑問にお答えしたいと思います。
立ち合い無しはOK。でも立ち会ったほうが絶対にいい!
まず、「解体工事前に工事会社と現場立ち合いを絶対にしないといけないの?」という疑問。
答えはこちら。
『立ち会わなくても工事を引き受けてくれる工事会社もたくさんあるが、可能なら立ち会ったほうが絶対にいい』
同じように「現場が遠方だからできるだけ足を運ばずに工事依頼をしたい」と思う方はたくさんいらっしゃいますので、現場住所や写真だけで打ち合わせを進めてくれる工事会社はあります。
しかし、大切なのは情報をしっかり共有すること。
解体範囲、どのお宅に工事前の近隣挨拶をしてほしいか、どのような方法で解体していくのか、完工後の整地確認など、現場で一緒に確認したほうがいい事柄はたくさんあります。
また、工事会社を選定する身としても、担当者の雰囲気や誠実性などを実際に会ってしっかりチェックしてから契約を結んだほうが安心ですよね。
決して安くない金額の買い物になるので、「他の工事会社にすれば良かった…」にならないためにも、契約前に一度でもいいので現場立ち合いしてから契約へ進んでいただくことをおすすめします。
現場立ち合いは契約者本人じゃないとダメなの?
では、「自分は現場に行けないけど、近くに住んでいる親戚に代理をお願いするのは?」という疑問。
これは「OK」です。解体範囲や工事会社にお願いしたい内容など、事情を把握している人でしたら契約者の代わりに現場立ち合いをお願いしても大丈夫です。
現場立ち合いで大切なことは、「工事会社の対応を見ること」と「工事の詳細を共有すること」です。
この2つが行える人であれば、工事立ち合いを代行してもらうことは問題ありません。
どうしても立ち会えない場合に必要なこと
仕事などでどうしても自分は現場に行けない、頼める親類や知人もいない…という場合は、電話やメール、書類の送付などのやり取りで状況を把握してもらい、工事をお願いします。
コロナの影響で以前よりもリモート環境が整った、という背景もありますので、工事会社によってはZoomなどを使って現地の様子を映しながら現場確認をしてくれるところもあります。
見積り依頼の際に「現場立ち合い無しでも大丈夫ですか」とまず訊いていただき、ミスが起こらないように丁寧に細かく情報共有・確認をしてくれる工事会社を選ぶようにしましょう。
電話よりも、記録が残るメールでやり取りをすることや、工事の詳細がすべて細かく記載された契約書を用意してもらうことも大切です。
現場立ち合いをせずに工事をしようとする工事会社は要注意!
逆に、現場の住所や図面だけをもらって、現場立ち合いも詳しい説明も無しに工事を進めようとする工事会社はあまりおすすめできません。
解体工事というのは1軒1軒すべて環境や状況が違いますので、解体方法もそれぞれ異なります。現場を見ないとその解体方法が分かりませんので、現場を見ずに、説明も受けずに見積り金額を出すことはできないはずです。
正しく適正な解体方法で、施主に誠実に対応しようとする工事会社ならまず立ち合い無しで工事を進めることはありませんので、施主都合で現場立ち合いができない場合以外は、必ず立ち合いをするようにしましょう。
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