自分達で手配することで費用を抑えられる項目はありますか?
家の建て替えをするので解体業者から見積りを取りましたが、予想していた金額を上回ってしまいました。家を壊すだけのことなので、できるだけ費用を安くできないか工面中です。解体工事の中で、業者に頼まずに自分達で手配をすることで安くなる項目はありますか?多少手間がかかっても安くなるのであれば、検討したいと思います。
不要品処分が一番費用を削減できる項目です。滅失登記もご自身で行っていただくと良いでしょう。
不要品処分
不要品処分が費用削減効果が最も大きいといえます。解体工事の際には様々な家財を排出するケースがありますが、ご自身で処分する場合と業者が処分する場合とでは、費用面で大きな差が出ることが珍しくありません。例として、新宿区のごみ処分費用と業者に依頼した費用を比較してみましょう。
物干し竿
施主:300円、業者:1000円
物干し台
施主:700円、業者:2000円
食器洗い機
施主:1000円、業者:1500円
ソファ(一人がけ)
施主:700円、業者:3000円
学習机
施主:1000円、業者:2000円
資源ごみ45リットル
施主:0円、業者:2000円
このように、項目によって差はあるものの、平均して倍以上の開きが生じます。ご自身で運び出すのは手間ですが、費用削減効果は大きいためまずお勧めしたいポイントです。
建物滅失登記
解体工事に含まれる費用ではありませんが、解体費用と合わせて掛かる項目に建物滅失登記費用が挙げれられます。通常、土地家屋調査士に依頼することが多い項目ですが、ご自身で行っていただくことにより、土地家屋調査士への手数料(約4万円)を削減することが可能です。多少の手間は掛かりますが手順への理解と根気があれば、十分ご自身で行っていただくことができる内容です。ぜひ検討していただくと良いと思います。
建設リサイクル法の事前申請
80㎡以上の建物を壊す場合に、建設リサイクル法によって事前の届出が必要と定められていますが、本来は施主に定められた義務であっても、多くの解体工事会社がサービスによって行っています。しかし、サービスといっても実際に業者に手間が生じていることにかわりありませんので、自身で届出を行う代わりに費用を安くしてもらう交渉は可能かもしれません。内容を見てご自身でできそうだという判断ができれば、その分の手間を負担していただくのも良いかもしれません。
値引き交渉はしましたか
今回はご自身の努力で費用を削減したいということでしたが、既に解体工事会社への値引き交渉はされましたでしょうか。「予算をオーバーしているので、もう少し頑張ってもらえないか」と声を掛けていただければ、意外とすんなりと値引き交渉に応じてくれることもありますので、応じてくれたら儲けものという考えで、お声掛けをしていただくとよいのではないでしょうか。
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