見積りを他社に見せてもいいでしょうか?


                 

複数の解体業者に見積りを出してもらいました。これから各社に値段の交渉をしようと思いますが、「A社はこの金額だったので、これと同じか、これより安くできないか」と交渉するためにA社の見積りをB社に見せてしまうことはモラルとして問題ないのでしょうか。ただ壊すだけの工事にあまりお金をかけたくないというのが正直な気持ちです。

【見積無料】工事会社からの営業電話なし

どのような解体をご希望ですか?

金額を伝える程度であれば日常的に施主が行う範囲の内容ですが、見積りをそのまま見せてしまうのはいやがる業者も多く、あまりお勧めはしません。

金額を伝えるのはよくあること

解体工事の見積り条件を上手く交渉するために、他社の見積りを引き合いに出すのは決して珍しいことではありません。相見積りを取っている場合、「他社さんは○○万円で出してくれているけど、御社にお願いしたいので頑張ってくれませんか」という交渉は非常に有効です。業界内でも日常的に行われている内容なので、業者としてもそれほどいやな思いをすることはないと思います。

見積りを見せてしまうのはお勧めしない

一方で、見積りをそのまま見せてしまうのはあまりお勧めはできません。解体工事会社は各々が狭いエリアで営業を行っているため、競合する会社も毎回似通ってきます。自社の単価が相手に分かってしまうと今後の営業が不利になる、と考える業者は少なくないので、見積りの開示については間違いなく多くの業者が拒否する内容です。いくら施主とはいえ、業者の立場を思いやるモラルも必要ですから、見積りの開示は行わない方が得策です。

どうしても詳細が必要な場合

交渉に当たってどうしても詳細を相手に伝えないといけない場合は、会社名を伏せて金額を業者に見せるか、項目のみを別の紙に書き写して業者に渡すのが良いでしょう。見積りの内容が分かるものの、どこの会社か特定できるものではないので、開示された業者としてもそれほどいやな気持ちは持ちづらいと思われます。

値段以外の部分にも目を向けること

「家を壊すだけなのであれば、少しでも安い方が良い」とお考えの方は多いと思いますが、工事の中身にも目を向けることが大切です。一見同じような見積りであっても養生範囲、工事日数、作業人数に大きな差があるケースもあります。それぞれが工事の品質や安全にも関わってくる項目なので、業者選定に迷った場合にはそれぞれの担当者に質問し、妥当と思われる業者を選んでいただくと良いでしょう。

 

【見積無料】工事会社からの営業電話なし

どのような解体をご希望ですか?

  都道府県別に解体工事会社と解体費用相場を見る