1. HOME
  2. 解体工事のよくある質問
  3. 解体建物・廃棄物・素材
  4. その他の建造物・素材
  5. グラスウールは石綿のように有害なのでしょうか。

グラスウールは石綿のように有害なのでしょうか。


                 

解体する予定の建物には、断熱材としてグラスウールを使っているそうです。

【見積無料】工事会社からの営業電話なし

どのような解体をご希望ですか?

アスベストのような発がん性は認められていません。

グラスウールとアスベストは大きく異なる

断熱材に使われている綿ということで、アスベストのような肺がん、中皮腫を心配される方もいらっしゃいますが、グラスウールとアスベストの有害性は大きく異なります。現在、製造を禁止されているアスベストは、繊維一本あたりの直径が0.02〜0.35μ(ミクロン)と非常に細く、吸入した際に肺の中にとどまり、様々な健康被害を引き起こします。それに対して、グラスウールは繊維一本あたりの直径は、3〜9μで比較的大きく、吸入されても肺に到達する前に鼻や気管支で除去されます。また、肺に入ったとしても、マクロファジーと呼ばれる細胞により体外へ排出されるため、健康への被害は少ないといえます。WHO(世界保健機関)の発がん性リスクでも、アスベストがグループ1(発がん性がある)と分類されているのに対して、グラスウールはグループ3(人に対してがん原性は分類できない)とされています。

吸い込まないことに越したことはない

ただし、グラスウールの粉末はじん肺の要因になり得ますので、吸い込まないのに越したことありません。質問者様がもし作業者であれば、防じんマスクやゴーグルを装着し、グラスウールの粉じんと接触する機会を減らすことをお勧めします。また、質問者様が施主もしくは解体現場近隣にお住まいであった場合、解体作業中は窓を閉めておいたり、洗濯物を室内干しにするのが望ましいでしょう。作業員として、日常グラスウールに接触するのでなければ、それほど心配する必要はないといえます。

【見積無料】工事会社からの営業電話なし

どのような解体をご希望ですか?

  都道府県別に解体工事会社と解体費用相場を見る